83歳ベテラン医師が解説《いびき》の"危険なサイン" 放置すれば、思わぬ「健康リスク」につながることも
いびきをかくときは、あお向けで寝て、舌の筋肉がゆるみ、のどの奥にたれ下がって気道が狭まってしまっています。舌根(舌のつけ根)がのどの奥に落ちることで、口蓋垂(のどちんこ)が震えて音が出ています。このときは気道が閉塞してしまう一歩手前でもあり、さらに気道が完全にふさがれば、「無呼吸」になってしまいます。
いびきから無呼吸になると起こること
無呼吸の時期には呼吸が停止するのでいびきは生じませんが、呼吸の再開の際に激しいいびきとなり、その際に発声する「カッ」という気道の開放音が手がかりとなり、このようないびきや数十秒間の無呼吸を繰り返すのが(閉塞性)睡眠時無呼吸症候群の特徴です。
睡眠時無呼吸症候群の診断基準は、睡眠中、10秒以上の無呼吸や低呼吸(呼吸の量が少ない:無呼吸指数)が1時間に5回以上、または一晩(6時間の睡眠時間)に30回以上現れることです。
のどの部分で空気の通り道(上気道)がつまって窒息状態になる「閉塞型」と、呼吸中枢や神経・筋などの異常で呼吸が止まる「中枢型」、両者の「混合型」がありますが、閉塞型が95%以上を占めます。
無呼吸数が1時間の睡眠中に「5~15回」が軽症、「15~30回」が中等症、「30回以上」が重症とされます。自身では気付きにくいものの、患者はかなりの数(国内の報告によると患者の34歳以上の軽症の頻度は男性で81.0%、閉経後の女性で60.2%、小児における頻度は1.0~5.8%)になるとみられます。
治療域の潜在患者は900万人いるといわれています。就寝中の自身のいびきを録音して、それを聞いただけでもほとんどの無呼吸を判断できます。



















無料会員登録はこちら
ログインはこちら