《英国イケメンと駆け落ち》後に…73歳女性が経験した"壮絶な50年" 何度も離婚を考えた彼女が"それでも連れ添った"訳

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広子さん
2022年にイギリス人の夫を看取ったハートレー広子さん(73歳)。結婚後50年のリアルを聞いた(写真:筆者撮影)

今から50年前。まだ日本に住む外国人が珍しかった頃、両親からの猛反対を押し切って、国外逃亡するようにイギリス人と「駆け落ち」した日本人女性がいる。

2022年8月に夫を肺がんで亡くすまで、ハートレー広子さん(73歳)が経験したのは、義母との確執、夫が受けた差別、夫の愛人との対峙など波瀾万丈な日々だった。

何度も離婚を考えた彼女が、「生まれ変わっても、また一緒になりたい」と語る真意とは――。

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親の反対を振り切って、私は日本を出た

出会いは、大学1年生の冬だった。

1953年、東京・杉並で3人姉妹の末っ子として生まれた広子さんは、近所に住むアメリカ人の影響で英語に興味を持った。「頭の中で英語を使うとはどういうことなのだろう」と疑問を持ったことが始まりだった。

18歳の頃、大学に通いながら好きで通い始めた赤坂の語学学校。そのクリスマスパーティーで、ひとりのイギリス人と出会う。

スチュワート・ハートレー。 7歳年上で、キリッとした顔の割に柔らかな雰囲気が印象的な男性だった。大学卒業後、新聞の「日本で英語教師募集」の記事を見つけ、シベリア鉄道に乗って来日した。

「映画、一緒に行きましょう、って誘われて。それからです」

交際が始まった。だが惹かれた理由は、異国への憧れではない。

「この人、放っておけないなって思ったんです」

計画的に生きるタイプではない彼と、世話を焼く性格の彼女。朝まで飲み歩いて寝坊する彼を、自転車で30分かけて起こしに行く日々。気づけば、それが通学前の日課になっていた。

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