米や酒だけじゃない!「雪室熟成肉」や伝統調味料「かんずり」 …美食家がいま《新潟》に注目するワケ
新潟には雪国特有の保存と発酵の知恵がある
新潟の食と聞いて、多くの人が想起するのは「米と日本酒」だろう。
新潟県は米の作付面積・収穫量ともに全国トップを誇り、日本酒の蔵元数も91社と全国屈指。一人当たりの清酒消費量も全国平均を大きく上回る。ただ、この強力すぎるブランドが、皮肉にも他の多様な食資源を覆い隠してきた側面がある。
いま、新潟で起きている変革はステレオタイプからの脱却だ。金沢が「工芸と食」で、京都が「伝統と格式」でブランドを確立したのと同様に、新潟が目指すのは「雪国の知恵と現代の創造性」という独自の軸だ。
背景には歴史的な連続性がある。明治初期には北前船の寄港地として全国屈指の商都として栄えた。北前船が運び込んだ全国の食材と富。それがこの地に重層的な文化を蓄積させた。
多様性を支えるのは、雪国特有の保存と発酵の知恵だ。



















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