米や酒だけじゃない!「雪室熟成肉」や伝統調味料「かんずり」 …美食家がいま《新潟》に注目するワケ
食材、調理、器、カトラリー。ガストロノミーを構成するすべての要素が、新潟という一つの県の中で完結している。これは日本全国を見渡しても、他にはほとんど例のないことだ。
生産者が正当に評価され、適正な対価を得て豊かにならなければ、真のガストロノミーは成立しない。新潟には、その健全なシステムが確実に根付き始めている。
生産者も表彰する「新潟ガストロノミーアワード」
このシステムを加速させているのが、2026年3月13日に発表された「新潟ガストロノミーアワード」だ。2023年と2024年に開催され、今回が3回目となる。
最大の特徴は、飲食店に加えて、それを支える食材を栽培する一次産業従事者までもが同列で表彰されることだ。一次産業従事者は、飲食店からの投票によって選出される。アワードを受賞した21の一次産業従事者のうち、グランプリは「内山農園」(三条市)、準グランプリは「菅井農園」(村上市)、「ミネラル工房」(村上市)、羽賀恵子氏(五泉市)、「柿崎ブーシェリー」(上越市)に決まった。
飲食店は自薦と他薦によってノミネートされ、今年からカテゴリー分けされるようになった。「CASUAL」56店、「BRONZE」58店、「SILVER」22店、「GOLD」20店、「DIAMOND」12店が選ばれた。さらには、グランプリに「登喜和鮨 新潟店」(新潟市)、準グランプリに「割烹 新多久」(村上市)と「日本料理 あららぎ」(新潟市)が選出され、ほかに4つの特別賞が贈られた。
発起人であり、総合プロデューサーの岩佐十良氏は「一般的に自治体は団体を表彰することはあっても、個人を表彰することはありません」と前置きした上で「新潟県には素晴らしい食材と飲食店があります。その多くは一匹狼として個別で頑張っています。こういった人々の励みになるような取り組みができないかと考えました」と、その意図を語る。



















無料会員登録はこちら
ログインはこちら