「眼鏡を100個買い直した」ニトリHD会長、発達障害診断に"ホッとした" 漢字で名前が書けず「頭の悪さ」を責めた過去
「これは糖尿病や痛風といった病気の名前ではなく、その人が生まれつき持っている脳機能の偏りの総称です」
「脳機能に偏りがあるから、思考や行動のパターンに独特の特性が出ます」
「病気ではないから、治すべきものではないのです」
「ポジティブに表現すれば、脳の個性です」
診断を受けた私の素直な感想は、「しっくりくるな」でした。
3つの特性が見事に当てはまった!
私が診察を受けることになったのは、ぼんやりと見ていたテレビ番組がきっかけです。
ある日のこと。リビングで妻と一緒にテレビを見ていると、発達障害をテーマにした番組が始まりました。最初は眺めるくらいの感じで特に気にしていなかったのですが、次第に「おや?」「おやおやおや?」と引き込まれていきました。
専門家が説明する発達障害の種類や特性が、どうにも私とそっくりなのです。
「ADHD(注意欠如多動症、注意欠如多動性障害)の特性は主に3つあります。1つ目は『不注意』です。好きなこと以外に対する集中力が続かず、物をよくなくしたり、忘れ物をしたり、授業や会話など人の話を聞いているようで別のことを考えていたり、注意すべきことが頭に入ってこない感覚があります」
不注意かあ。そういえば、私も物をよくなくすな……。
子どもの頃から忘れ物はしょっちゅうでした。上履きやカバンをどこかに忘れてきては、親から「捜しに行ってこい!」と叩かれていました。大人になってからもそれは変わらず、眼鏡をあちこちに置き忘れるから100個くらいは買い直しているし、出かけた先で我が子を忘れてきたこともありました。
今も財布をなくさないようにチェーンでズボンに繫いでいます。それでもお店で支払いを済ませた後、ポケットにしまい忘れてしまって、ズルズルと引きずって歩いていることもあるくらい。
「2つ目は『多動性』です。じっとしているのが苦手で、授業中や仕事中はイスに座りながら身体を揺らしたり、イスをガタガタ動かしたり、目に入った物を触ってみたくなって歩き回ったり……。ADHDの特性がある人の大部分は子ども時代、周囲の大人から『ジッとしているように』『周りに迷惑をかけないように』と言われ続けてきた経験があります」





















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