中学受験率10年ぶりに低下も都心部の過熱続く 東大合格者の6割が「中受組」で"リアル・ドラゴン桜"は絶滅危機

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
受験率が高い東京・神奈川などの都心部の一部では、依然として競争が激化しているといいます(写真:Kazpon / PIXTA)
受験率が高い東京・神奈川などの都心部の一部では、依然として競争が激化しているといいます(写真:Kazpon/PIXTA)
令和の受験事情は、昭和や平成の時代とは本当に大きく変化していて、また変化し続けています。今回は、取材の中で見えてきた令和特有の受験事情を漫画も絡めながら解説した書籍『令和の受験のフツウ』を上梓した西岡壱誠氏に、中学受験についてお話を伺いました。
著者フォローをすると、連載の新しい記事が公開されたときにお知らせメールが届きます。

東大合格者のうち、中学受験経験者は約6割

毎年3月、東大の合格発表が終わると、私たちは合格した生徒たちにアンケートを取っています。今年も例に漏れずデータを集めているのですが、改めて実感するのが「中学受験経験者の多さ」です。肌感覚ではありますが、その割合は年々確実に上がってきているように感じます。

まず、弊社が過去に東大生100人を対象として実施したアンケートのデータを紹介しましょう。その結果は、中学受験の経験者が約60%というものでした。さらに興味深いのは理科3類に限ったデータで、こちらは8割を超えていたという結果が出ています。医学部志望者においては、中学受験が事実上のスタンダードになっていると言っても過言ではないかもしれません。

この数字を別の角度から検証したのが、サンデー毎日社が毎年公表している「高校別東大合格者数」のデータを長年分析してきた学歴活動家・じゅそうけん氏です。

同氏によれば、東大合格者のうち中高一貫校の出身者はおよそ7割程度に達するとのこと。ただし、中高一貫校といっても開成高校のように高校から外部入学できる学校もあります。そうした「高校から中高一貫校に入学した人」が全体のおよそ1割程度いると仮定すると、純粋に中学受験を経た人の割合は約6割という計算になります。100人アンケートの結果と見事に一致します。

次ページ「リアル・ドラゴン桜」的なルートが難しくなっている
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事