中学受験率10年ぶりに低下も都心部の過熱続く 東大合格者の6割が「中受組」で"リアル・ドラゴン桜"は絶滅危機

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中学受験を経た生徒はとにかく計算が速い。四則演算や分数・比の処理を中学入学前の段階で徹底的に鍛えているため、数学的な処理速度が根本的に違います。また、国語の漢字力も圧倒的に強い傾向があります。東大入試は決して奇問・難問だけで構成されているわけではなく、むしろ基礎力の積み重ねが合否を左右する場面が多い。中受経験者が持つ「盤石な土台」は、6年後の東大受験においても大きなアドバンテージになっていると感じます。

それでも、高校受験組に伝えたいこと

とはいえ、だからといって「東大を目指すなら中学受験が必須」と断言したいわけでは、まったくありません。私たちが今年関わった生徒の中にも、中学受験の経験がないまま東大に合格した人が何人もいます。伸びる子は、どのルートを通っていても伸びます。

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中学受験が過熱する時代だからこそ、高校受験を選んだ人にも堂々と東大を目指してほしいと思います。むしろ、中学受験をしていないからこそ持っている強みもあるはずです。高校受験の競争を通じて培った集中力や、精神的なタフさは決して中受経験者に劣るものではありません。

データは確かに「中受経験者有利」を示しています。しかしそれはあくまで傾向であり、個人の努力と戦略次第でいくらでも覆せる数字でもあります。どの道を選んでも、基礎を丁寧に積み上げることが東大合格への最短ルートであることは変わりません。高校受験組の皆さんにも、ぜひ諦めずに挑戦し続けてほしいと思います。

西岡 壱誠 ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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