サイゼリヤが夜遅くまでの営業で絶好調…人手不足の時代でも深夜営業するチェーンが"無双状態"の理由

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近畿・東海では3割前後の店が遅くまで開いていて、ここでも郊外店が高い割合を占めている。一方、中国・四国・九州などでは遅くまで開いている店は1割前後にとどまり、地方では23時までに閉店する店が多い。サイゼリヤは深夜割増を導入しており、遅い時間帯のコストアップに対応しながら深夜帯の営業時間を延長することは、業績に貢献する選択といえるだろう。

こうした状況を見ると、サイゼリヤは大都市圏の中心部で営業時間を延長することで客数の底上げに成功し、徐々に郊外店にも広げることで客数増加を継続的に維持しているとみられる。

「朝サイゼ」という朝食ニーズの取り込みも、営業時間の前倒しによって客数増加を狙ったものと考えられる。まだ実施店舗数は十数店のようだが、状況を見ながら拡大していけば、既存店売上の底支えに貢献することが見込まれる。

資さんうどん、山岡家も深夜帯で躍進

2020年に24時間営業を見直し、原則23時半までの営業としていたすかいらーくグループも、都市部の店舗の営業時間を適宜延長しており、今ではかなりの数が深夜帯営業を行っているようだ。

なかでも今話題のうどんチェーン、資さんうどんは九州エリアを中心に24時間営業の店舗も多かったこともあり、九州以外でも深夜まで営業している。資さんうどんは夜のちょい飲み客にも対応した業態で、それ用のメニューも用意されているため、夜の集客にも強いことで知られている。

こうした様子がSNSやメディアでも浸透しつつあり、九州以外でも急速に知られるようになってきた。そうなると、遅い時間帯にわざわざ店を目指して来てもらえるようになる。ここでも深夜帯の強化は奏功しているようだ。

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