サイゼリヤが夜遅くまでの営業で絶好調…人手不足の時代でも深夜営業するチェーンが"無双状態"の理由

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自分が若いころは毎日12時過ぎに最寄り駅に帰り着き、社員寮の食事もないため開いている外食店で日々お世話になっていたものだ。今はそういう時代ではないから開いていないのかもしれない。

ただ、職種によっては遅い時間帯に食事をとりたい人もいるだろうと思いつつ各社の様子を見てみると、実は営業時間の短縮一辺倒でもないようなのだ。実際はどうなのか、ちょっと見てみることにした。

東京のサイゼの約8割が23時以降まで開いている

主要外食チェーンの足元の動向をみる既存店売上増減率が定期的にまとめて報道されているが、いま最も好調なのはサイゼリヤであることはご存じの方も多いかもしれない。前期も毎月、売上・客数ともに1割以上の増加傾向を続けたのに、今期はさらにそこから1割以上、直近3カ月では2割超の売上増となっている。

値上げをせず頑張っているうちに相対的なコスパが「無双状態」になっている、ということもあるだろうが、営業時間を伸ばしたことも客数増の下支えになっているのだという。コロナ直後は原則夜10時閉店としていた運用を2023年ごろから順次解除し、これが客数増につながっているらしい。

サイゼリヤの店舗検索から営業時間の状況をざっくり調べ、閉店時間が23時半以降の店をまとめたのが次の図表である。

サイゼリヤの店舗は東京・首都圏が多く、次いで近畿・東海の三大都市圏に集中しているが、東京ではほぼ8割の店が23時以降まで開いている。首都圏・北関東でも5割弱が開いており、そのうち半分以上が郊外の駐車場付きの店だ。

次ページ「朝サイゼ」という朝食ニーズの取り込みも
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