【最新技術を投入しながら販売面で苦戦した不遇の歴史】先進と悲運のモデル、ホンダ「インサイト」が復活。BEVとなった4代目成功なるか

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09年に発売した2代目インサイト
09年に発売した2代目インサイト(写真:本田技研工業)

ちなみにインサイトというモデル名は、先述のとおり、ホンダがかつて日本でも販売したハイブリッド車と同じ名称だ。99年登場の初代は2ドアクーペ、09年の2代目は5ドアハッチバック、18年の3代目は4ドアセダンと、歴代モデルはボディスタイルを変えつつも、当時のホンダ最新の電動化技術を盛り込んで登場。

ハイブリッド車の最終となる3代目は22年まで販売されたが、現在はラインナップにない。そのため、今回の新型が発売されれば、約4年ぶりにインサイト名のモデルが国内に復活することになる。

18年発売の3代目インサイト
18年発売の3代目インサイト(写真:本田技研工業)

また、これも先述のとおり、新型インサイトは、ホンダが24年より中国で生産・販売を行っているe:NS2がベースだ。現地の取り扱いは、ホンダと広州汽車集団の合弁会社である東風本田汽車有限公司(東風ホンダ)。インサイトは、そのe:NS2を使い、左ハンドルを右ハンドルに変更するなど、国内向けに仕様変更した輸入車となる。

ちなみに中国には、e:NS2の兄弟車で、広汽本田汽車有限公司(広汽ホンダ)が扱う「e:NP2」もある。両モデルは、基本的に同じクルマだが、右ハンドル仕様の生産が可能ということで、国内向けのベースにはe:NS2を選択。

ホンダによれば、インサイトは、ハンドル位置のほかに、充電方式を日本市場に対応させるなど、若干の変更は行っているものの、あまり大きくは変わっていないとのこと。おそらく、車体サイズやパワートレインなど、基本的な構成は中国仕様にかなり近いスペックであることが予想される。

スポーティな外観を持つ新型インサイト

新型インサイドのサイドビュー
新型インサイドのサイドビュー(写真:三木 宏章)

そんな新型インサイトの外観は、クロスオーバーSUVらしいシャープでスポーティなボディラインを採用。また、フロントフェイスは、立体的でエッジの効いた造形が印象的だ。細長フォルムのヘッドライト、左右の角張ったDRL(デイタイム・ランニングライト)兼ターンシグナルランプ、フロントバンパー上の左右にあるポジションランプ兼DRL、光るH(ホンダ)エンブレムなどがBEVらしい未来感も演出する。

新型のボディサイズはまだ未公表。だが、ホンダによると、同社のSUVラインナップでいえば、「ヴェゼル以上、CR-V以下」の車格になるという。つまり、コンパクトSUVのヴェゼルよりは大きいが、ホンダSUVで最も大きいCR-V e:HEVと比べると小柄になるということだ。

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