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【ソルテラ/bZ4Xに続く、スバル✕トヨタのBEV】スバル新型BEV「トレイルシーカー」雪上試乗の意図。走行性能と安全性へのこだわり

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筆者による試乗シーン(写真:三木 宏章)

そんなトレイルシーカーのテストドライブの場として、スバルが用意したのは群馬県利根郡みなかみ町の山中にある群馬サイクルスポーツセンター。冒頭でも紹介した雪上コースだ。

26年の日本海側は豪雪だったが、一方の太平洋側は雨すらほとんど降らない対照的な天気模様だった。そのため、群馬サイクルスポーツセンターのコースは、雪が積もったところ、乾いた路面、凍結した表面。ただし、怪我の功名というべきか、冬季の路面状況の見本帳のような具合だった。

ギュッギュッと雪を踏みしだいて発進し、あえてきつい曲率に設定したコース入路のカーブでUターンし、取りまわし性を確認したあと、雪の直線路でアクセルペダルを踏み込んでいくと、不安がほとんど感じられない。

タイヤは、横浜ゴムのスタッドレスタイヤ「アイスガード」を装着(写真:三木 宏章)

横浜ゴムのスタッドレスタイヤ「アイスガード」のスノーグリップ性能に助けられている場面もあったかもしれないが、周回を重ねていくごとに、クルマへの信頼感が増していく。下り斜面の小さなカーブで少し多めにアクセルペダルを踏むと、後輪が一瞬グリップを失うが、すぐに立ち直る。

ドライな路面に乗ったときは、アクセルペダルを強く踏み込んでみる。トルクがたっぷりある電気モーターによる4輪駆動の醍醐味ともいえるダッシュ力が味わえた。

ノーマル/エコ/スポーツのドライブモード

センターコンソール左側にはドライブモードのスイッチが配置される(写真:三木 宏章)

トレイルシーカーに採用されたドライブモードは「ノーマル」「エコ」それに「スポーツ」の3種類。

スポーツモードは、ソルテラに対して加速性がさらによく、かつ「動的G制御」が新設定されたのが注目点。アクセルペダルを強く踏み続けなくても、高加速度が維持されるという制御だ。

トレイルシーカーのAWDシステムについて、「(車両のコントロール性を重視して)前輪にあまり強く駆動力を配分しない設定」と開発担当者。続けて、「前輪55、後輪45の割合が基本で、状況に応じて配分はどんどん変化しますが、下り坂など前にトルクがかかっている状況で、前輪に70(パーセント)が最大になります」と、駆動制御を説明する。

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【スバルが考える、安全なクルマへの回答】

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