加えて、アクセルペダルやステアリングホイールの操作、タイヤにかかる荷重や車体への横Gから、車両はトルクを最適配分する。従来は前後左右のタイヤの回転差などが車体の動きの変化となってドライバーに伝わっていた。トレイルシーカーでは、よりダイレクトな情報伝達と操作速度を目指しているのだ。
スバルでは、それを「予見性の向上」と表現。路面状況が変化したとき、ドライバーが慌てて操作するのでなく、車両が情報を統合して、素早い制御を行う。
「ドライバーの修正操作前に制御する」ことで、ドライバーは自分の意図どおりに走れると感じられる。「雪の積もったカーブのように非常に気を使う環境でも狙いどおりのラインを走れる」のがトレイルシーカーで目指した姿だそう。それを体験する最適な場所が雪上ドライブだったのだろう。
スバルによると、ステアリングホイールの修正量は、ソルテラより約25パーセントも減ったそうだ。つまり慌てて修正舵をする、という場面が減るのだ。
スバルの走りへのこだわり
スバルがつねに強調する「操る人にも、乗る人にも優しい走り」は、さらに乗員の姿勢保持へのこだわりにも表れている。
荒れた路面で車体が揺れる“外乱”を受けたとき、乗員の頭部まで揺れてしまうと不快だし、ドライバーの正確な運転にも悪い影響が出る。それに対して、スバルはつねに、サスペンションシステムの設定と、車体の重心高などで、最良を目指していると謳う。
実際、トレイルシーカーで積雪路を駆け抜けた際、体に揺れは伝わるものの、頭部は安定しているのだ。スバルの設計ポリシーどおりの出来栄えといえそうだ。
このクルマに乗れたのは、先述のとおり、26年2月初旬。まだプロトタイプという段階だった。日本での発売は「26年春頃」(スバル)だそう。
価格も未発表だが、ソルテラ(517万円/ただし購入補助金あり)に対して「リーズナブルな価格差を考えています」と、開発を指揮した商品開発本部の井上正彦プロジェクトゼネラルマネージャーは言う。
全長×全幅×全高:4845mm×1860mm×1645mm
ホイールベース:2850mm
荷室容量:609〜633L
パワートレイン:電気モーター×2/全輪駆動
駆動用バッテリー容量:74.7kWh
最高出力:フロント167kW、リア167kW
一充電走行距離:700km以上
価格:未定
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