加えてBEVには、製品開発や生産の改革においても重要な働きが期待できると指摘する。
ひとつは開発について――。
「バッテリーEV開発では、大部屋方式によるアジャイル開発を採用し、状況に柔軟に対応しながら、日程を先に置かず最短手番を追求するプロセスに挑戦しました」(同社が25年11月に発表した「SUBARU 2025方針」より)と、昨年末にスバルは説明している。
もうひとつは、「BEV開発の知見をICE系商品に活かすこと」と前出の広報担当者。この2年間、バッテリーEV開発の場を通じて進めてきた制御統合ECUの拡張(前掲「SUBARU 2025方針」)が、BEVとICEのコア技術の共通化の目標として挙げられている。
企業にとっては「開発効率を大幅に高められる」ことが大きなメリットになるのだ。
かたやユーザーにとってのメリットは、「”内製AIを搭載した次世代アイサイト”と”AWD制御含めた車両運動制御”を連携・連動し(中略)安心と愉しさの基盤」をつくること(「SUBARU 2025方針」)とされる。
姉妹車ソルテラ/bZ4Xとの相違点
トレイルシーカーは、ベースになった「ソルテラ」と同様、トヨタとの共同開発。現在準備中のトヨタ「bZ4Xツーリング」とはいわば”姉妹車”の関係だ。
ただし、ソルテラ/bZ4Xには少し違いがある。それについて、「(トレイルシーカーには)スバルの設計陣がより積極的に関わった」と説明された。
スバルが重視するアメリカ市場などのニーズを採り入れ、販売拡大を狙うという目的をトレイルシーカーは担っているのだ。そのため、ソルテラ/bZ4Xとは異なる、スバル独自の思想が込められている。





















無料会員登録はこちら
ログインはこちら