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いかに上司は語るべきか(写真:msv/PIXTA)
『無敵化する若者たち』(金間大介著)刊行に際し開かれた座談会の後編。
「苦手なことはやりたくない」「それを自分の代わりにやるのが上司の責任」と考え、気に入らないことは「上司が悪い」ので、人事に「通報」する――。前編では、そんな「無敵な若手社員」たちと向き合うマネジメント層から悲鳴にも似た声が上がった。
ただ、それでも若手社員を育成していかなくてはならない立場。話題は、「いかに上司は語るべきか」へ及んだ。若手社員の心に響くコミュニケーションのヒントとは。
(座談会の前編はこちら)
Aさん(40代・自動車関係マネージャー)
Bさん(50代・大手企業人事部長)
Cさん(40代・金融機関マネージャー)
Dさん(30代・航空関係中堅社員)
Bさん(50代・大手企業人事部長)
Cさん(40代・金融機関マネージャー)
Dさん(30代・航空関係中堅社員)
「君のため」って言うけど、保身でしょ?
Dさん(航空関係中堅社員):『無敵化する若者たち』を読んで、Z世代は「上司とそりが合わなかったら転職すればいいや」と軽く思っているあたりが「無敵」なのかなと感じました。上司や先輩の指導を受けても、「そういうのは時代遅れだ」と決めつける。内省して自分を変えるのではなく、そして自分にとって働きやすい上司がいる環境に移ればいい、と。私の同期や先輩からも、そういう見立てはよく聞きますね。
私はマネジメント層ではないですが、後輩Z世代には違和感があって、彼らの指導にも難しさを感じています。言葉選びに関して言うと、たとえば「君のために」って言うのは避けたほうがいい気がしますね。私自身、上司から「君のため」と言われると、自分の保身のために言ってるだけじゃないかと、うがった捉え方をしてしまうことがあります。
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【自分から鎧を脱ぐ】
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