若手社員は当たり前のようにタメ口を使ってくるんですけど、もう気にしません。すると「この人、意外と普通の人だから話してもいいかも」という感じで、向こうの警戒心がふっと緩むのを感じます。
Cさん(金融機関マネージャー):私はいったんアホになるというか、彼らの話がぜんぜんロジカルでなくても、いっさい否定せずに、ひとまず「そうだね、そうだね」と相槌を打ちながら聞きます。ある程度相手の話を聞いて、相手の気が済んだ雰囲気になってきたら、最後に言いたいことを言うようにしています。
自分の話をするうえで危険なのは、いわゆる武勇伝や「昔はこういう働き方だった」という昔話ですね。老害と紙一重というか……。たとえば、私が若い頃は、自己研鑽のうちだと思ってサービス残業や休日出勤をしたものです。特に上司に指示されたわけではありません。でもその時期を乗り越えたことが今につながっている実感もあります。そんな話を少しだけ若手社員にしたことがあるのですが、まったくピンと来なかったようで「今はそういう時代じゃないし」という空気になっておしまいでした。
若手の気持ちを思ったつもりが逆効果に……
Aさん:自分では若手に配慮したつもりが、まったくの空振りになった経験があります。
私は基本的には休みの日には部下に連絡しないのですが、ある時、若手社員がたまたま有給を取っていた日に、その子が担当しているお客様から強めのクレームが入ったんです。
その子に連絡するかどうか、ちょっと考えました。もし、私が若いころに同じことが起きたら、すぐに上司から一報もらえていたほうが安心だったはずです。休み明けにクレームを知って焦るよりもいいだろうとも思いました。今後のその子と顧客との関係を考えても、これは連絡したほうがいいだろう……。そこで、「君の担当のお客様からクレームが入ってしまっていて、私が対応しようと思うけど、どう対応しておけばいい?」と1通LINEを入れたんです。
でも、休みの日に上司からLINEが入ること自体が「休みなのに仕事をさせられた」ことになるらしくて。その後、私が猛クレームに遭いましたね。





















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