「武勇伝」「昔話」「君のために」はNG!「無敵化する若者たち」に、上司はいかに語るべきか

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Aさん(自動車関係マネージャー):わかってほしくて、つい「君のため」と言ってしまうことはありますね。マネージャーとして配属された部署で、仕事ぶりがかなり心配な若手がいたんですけど、彼との面談のときに、「本当に私は君のために指導しているんだよ」と言ってしまいました。

彼の仕事の仕方が心配になって最初に指導したとき、過去にあまり言われたことがなかったみたいで、ちょっと衝突してしまったんですね。相手は無反応だったので、ぜんぜん伝わってなかったようですが……。本書にも、相手のモチベーションを外から変えようとするのは無駄な努力だと書かれていますよね。内面ではなく、行動に対して淡々とフィードバックを返していくべきだと。難しいですが意識したいポイントです。

「タメ口」に腹を立てている場合ではない

Bさん(大手企業人事部長):最近、私は鎧を脱ぐようにしました。「人事部長」という鎧を脱いで、相手に合わせる。いっそ迎合する。そこまでして目線を合わせないと話し合えない気がしますね。何しろ新卒社員が私に対して「マジうける〜」なんて言ってくる時代なので……。だから、こちらも「え、ほんとに? マジうける」などと口調を合わせ、最初は友だち感覚で入り込んでおいて、最後に言いたいことを言うんです。そうすると、ちょっとだけ受け入れられやすくなる。「マジうける」と言われてカチンと来ているようじゃダメなんだと学びました。

Aさん:鎧の脱ぎ方が難しいですね。「マジうける」的なコミュニケーションに持っていくまでに、どうしていますか?

Bさん:まず自己開示しないと相手も開示してくれないので、自分の話をしますね。立派な話をするのではなくて、むしろダメな一面とか、おっちょこちょいな失敗談を話します。あと、私の娘が24歳で彼らと同世代なので、「最近、娘と会話が噛み合わないんだよね」みたいな相談モードで話すと、「それはこういうことだよ」と教えてくれたりして距離が縮まることもありますね。

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