だから、もう何があっても絶対に休みの日には連絡しない。全部自分が対応すると決めています。ただ、そうすると後進が育たず、やがては会社の評判や業績が落ちていくという危機感はすごくあります。本当は若手社員にも、「上司も先輩も含めて、みなワンチームでやってるんだ」と感じてほしいんですけどね。
Cさん:彼らの中では、どこか「これは上司の仕事だ」とか「私がやるべきことじゃない」いう境界線が引かれている感じがします。目の前で起きていることを、もっと「自分事」として感じてもらえるといいですよね。
今こそ上司は「ビジョン」を語るべき
Bさん:若手社員と面談すると、よく「管理職は大変そうだからなりたくない。なったら何か得することでもあるんですか」とよく聞かれるんです。たしかに自分の上司が大変そうだと、自分もその立場になりたいとは思いませんよね。
だから管理職の人たちには、あまり忙しくて大変なところは見せずに、楽しく働いている姿を見せることと、部下に対してビジョンを語る時間をつくってほしい、というのは人事部長としてよく話しています。私自身、若かったころを思い出すと、よく飲みの席などで上司や先輩が熱く語ってくれて、それに感化された部分もあったなと思うので。
Aさん:そういった話は若手社員に受け入れられるんですか?
Bさん:自分語りは若い人たちに嫌がられると思いがちですが、「自分はこんな思いでこの仕事をしている」とか「自分は会社をこういうふうにしていきたいんだ」といった話は、意外と今の若い人にも刺さると思っています。
『無敵化する若者たち』の中でも、若手世代に対して自分の価値観をオープンに語ることを薦めていて、進んでいる方向性は間違っていないんだなと思いました。
組織である以上は将来の管理職候補も育てていかなくてはいけないので、上司が自らビジョンを語ることで、若い人たちにも「この会社での自分のビジョン」を持ってもらえるようにすれば、変わっていくんじゃないかと思いたいですね。今はまだ、1つの方法として管理職のみなさんに提案している段階で、試行錯誤はまだまだ続きそうですが……。





















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