399.3万円~スズキ「eビターラ」の価格は妥当か? 出来ばえの良さに自信を持つ一方で難航した価格設定の答え

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私が乗ったのは、2台の「Z」グレード。61kWhの駆動用バッテリーを使った、前輪駆動版と4WD版をバック・トゥ・バック(乗り継ぎ)でテストドライブした。

ラインナップにはもう1モデル、49kWhとバッテリー容量がすこし小さめで前輪駆動の「X」の設定もある。

インフォテインメントのセンターディスプレイは10.1インチで音声操作にも対応(筆者撮影)

ちなみに一充電あたりの走行距離(WLTCモード)は「Z 2WD」の520kmを筆頭に、「Z 4WD」の472km、そしてXの433kmと続く。

Z 2WDは、軽快な加速性を体験させてくれた。発進時のトルクが、たっぷりある。そこはBEVに慣れている人にはおなじみ。

たとえば、「フロンクス」のようなガソリン車から乗り替える人にとっては、よどみなく加速していく感覚の気持ちよさは新鮮だろう。

やわらかすぎず硬すぎず、良好な乗り心地と操縦性

ハンドリングもよくて、上と下が直線に近い、エキゾチックスポーツカーのように四角っぽい形状のステアリングホイールの操作に、気持ちよく反応する。

そのときの車体の動きは、適度にロールし、やわらかすぎず硬すぎず、上手だと感じた。

4WD車でも同様で、高速では脚まわりの設定がやや硬すぎるかなと思わせられたが、素直なコーナリングを含めて、総体的な印象はこのましい。

ドライブモードは「エコ」「ノーマル」「スポーツ」の3モードと、「ドノーモード」がそなわる。スポーツモードは体感的にぐっとパワフルになる。が、ノーマルでも十分、速さは感じられると思う。

そのほか、「イージーペダルドライブ」機能も搭載。

イージーペダルドライブのスイッチ。4WDにはヒルディセントコントロールのそなわる(筆者撮影)

回生ブレーキを使い、アクセルペダルの踏み込み具合で加速も減速もできる、いわゆる“ワンペダルドライビング”機能だ。

減速度は、モニター画面で3段階から選べる。もっとも穏やかな設定を選んでもけっこう強く制動するため、アクセルペダルとの関係には慣れが必要だと感じた。

その要因は、ペダルのトラベル量が比較的短いことにある。アクセルペダルに載せた足の力をちょっとゆるめるだけで、強めの制動がかかる。それにとまどうかもしれない。

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