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「売っているから大丈夫」ではない?—子ども服の「かわいい」「安い」に潜む事故のリスク。首が絞まる、転ぶ…子ども服選びに「安全」の視点を

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  • 岡 真裕美 大阪大学大学院人間科学研究科安全行動学研究分野 特任研究員

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左/注意を促すパンフレット(画像:経済産業省のパンフレットより) 右/首まわりのひもがないなど安全に配慮したスキーウェア(写真:筆者撮影)

子育て中の保護者をはじめ、子どもと関わっている方のうち、どれくらいの方が「子ども服の安全」を意識しているだろうか。購入時、デザインや価格を考慮しても「安全」を第一に考える方はあまりいないのではないだろうか。

しかし、子ども服にも国の安全規格がある。2015年12月に制定された「JIS L 4129(=よいふく)」は子ども服に付属する「ひも」の安全性について定めた日本産業規格(JIS)で、国内アパレルメーカーにとっては一定の指針とされる。

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「かわいい」「安い」だけで選ぶ前に

子ども服のひもが関係する事故としては、「首まわりのひもが滑り台の枠に引っかかった」「上着のひもがスクールバスのドアに挟まれた」「ズボンの裾のひもがエスカレーターに挟まり転倒した」といった事例がある。

衣類のひもが家具や遊具などに引っかかることで、転倒や首絞めなどのリスクがあるのだ。

子ども服のひもに注意するよう促す啓発資料(画像:経済産業省『その服、「カワイイ」だけで選んでいませんか?』より)

JIS規格は法的強制力を持たない任意規格である。しかし、多くの小売業者や業界団体は安全確保の観点からJIS規格を参考にした自主基準を採用しており、実務上は重要な判断基準となっている。規格に適合しない衣類を販売しても罰則はない。

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