「若手が育たない」—AI時代に浮上する"最も深刻な社会問題"。中島聡が予測する仕事が失われていく「10年後」
「働く人間」は20%、そして2%へ
「パレートの法則(2:8の法則)」をご存じでしょうか。「組織の成果の8割は、2割の優秀な人材によって生み出されている」という組織の経験則です。AIX以前の組織であれば、残りの8割の人材も、定型業務やサポート役として組織の維持には必要でした。
しかし、本格的なAIXの時代には、この前提すら崩れます。
これまで「8割」の人たちが担っていた仕事は、すべてAIがこなしてしまいます。さらに、AIによって人間の能力も拡張されるため、以前ほど人数は必要ありません。つまり、優秀で必要とされていた「2割」の人材さえも、ほんの一握りでよくなる。
結果として、組織は極限までスリム化され、「AIを使いこなして意思決定できる、ごく少数の人間」だけが会社に残ることになるでしょう。2割どころかやがて2%へ、いや、それ以下になる可能性すらあります。




















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