「わかった?」「大丈夫です」この瞬間、上司は「警戒すべき新入社員」判定を下す…デキる人とデキない人は何が違うか

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オフィスで部下と話す作業服を着た女性の上司
デキる新人とデキない新人はどこが違うのでしょうか(metamorworks/PIXTA)
リクルートスタッフィング、楽天グループ、日本M &Aセンターで延べ400人以上をマネジメントしてきた実務家の太田亮氏は、新入社員の成長が速いか、遅いかを、ファーストインプレッションでだいたい見抜けるといいます。
監修した『ナマケモンが教える 社会人1年目の仕事術』も好評を博す太田氏が、デキる新人とデキない新人はどこに違いがあるのか、解説します。

新入社員が「デキる」かは一発でわかる

これまで私は、リクルートスタッフィング、楽天グループ、日本M&Aセンターという大手企業を渡り歩き、正社員から派遣スタッフまで延べ400人以上をマネジメントしてきた。

その中には当然、早く成長してどんどん仕事をこなせるようになる人もいれば、反対になかなか力が伸びずに、成長することなく辞めていった人もいる。

私は多くの人をマネジメントした経験から、その人が「すぐに伸びる人」なのか、「成長に時間がかかる人」なのかを見抜けるようになった。

実は、“ファーストインプレッション=会って話しただけ”でだいたいわかる。

デキる若手社員のファーストインプレッションは、「指示したことへの反応が速い」。返してくる質問や確認内容に、それが如実に現れる。

たとえば、資料作成を指示したときに、「この資料は誰が読む想定か(社内用ですか、顧客用ですか?)」を聞いてきたり、「この資料で何を一番に伝えたいのか」を確認したりするのは、100%、デキる若手社員だ。

こちらは資料の目的や具体的なアウトプットイメージを丁寧に指示したつもりでも、若手社員の理解度には得てしてばらつきが出るものである。

理解しきれていない部分について、質問を通じて理解を深め、仕事の精度を高める姿勢を持つ若手社員と、理解が不十分なまま資料作成に着手してしまう若手社員の差は大きい。

一方、物事の本質が掴めずに表面的な体裁や文字数などに目がいきがちな若手社員は、成長に時間がかかる傾向がある。目的を果たすうえで効果的なのであれば、文字数など1000字でも2000字でも、どちらでもかまわないのだ。

また、指示した内容について「わかった?」と理解度を確認したときに、「大丈夫です」とだけ返す若手社員には「成長が遅そうだな」と感じる。

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こういう若手は、指示のうわべだけを受け取っているにすぎず、自分なりにその作業の目的を咀嚼できていない。

指示した内容を自分なりの言葉に置き換えて、「こう理解したのですが、合っていますか?」という聞き方をするのが、デキる若手だ。

デキる・デキないは、ファーストインプレッションでわかると言ったが、もちろん速く成長することだけが善ではない。立ち上がりが遅くても、尻上がりに伸びてくるタイプの人もいる。

そういう人は、「自分がなぜその作業をやるのか」についてしっかり納得できれば、その後の成長速度は速い。

かく言う私自身も、新入社員として入社後に即、成果を出してきたようなタイプではなく、どちらかと言うと立ち上がりの遅い新入社員だった。それでも、前述のような激務型の会社でトップレベルの成果を出すまでに成長することができたのだ。

そのようなことを勘案すると、ファーストインプレッションで下せるのは、あくまで「この人はデキそうだ」という暫定的な判断だけだといえる。

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