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「昇進おめでとう」「ありがとうございます。頑張ります」→1週間後、彼は辞表を出し…「昇進は罰ゲーム」将来有望の30代社員が辞職を決断したワケ

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  • 安東 邦彦 ブレインマークス代表取締役

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「ありがとうございます。頑張ります」昇進の打診は問題なく受け止められたように見えました(写真:mits / PIXTA)
業績は順調に伸び、組織も拡大。次の成長フェーズを見据え、期待している社員に、リーダー職への昇進を打診したところ、その社員が出した答えは『退職』でした。近年、こうした「リーダー職を拒否する」若手社員についての相談が相次いでいます。今回は、この背景にある昇進やリーダーという役割に対する“認識のズレ”について、『社長が3ヶ月不在でも成長する会社の作り方』の著者である安東邦彦氏が解説します。

昇進の打診から始まった

ある中堅企業での出来事です。会社の業績は右肩上がり。人と仕事が増え、組織を一段引き上げる必要が出てきたタイミングです。

「がんばっている若手をリーダーに育てたい」。そう考えた上司が指名したのが、30代前半の男性社員。営業成績は安定しており、案件管理も正確。後輩の質問にも丁寧に対応し、チームの雰囲気を乱さない。派手さはないものの、「いてくれると現場が回る」と評価される、信頼の厚い社員でした。

彼を昇進候補に挙げるのは自然な判断でした。面談の場で、上司はこう切り出します。

「来期から、リーダー職でどうだろう。君なら任せられる」

彼は少し驚いた表情を見せましたが、不満は口にしません。そして、落ち着いた調子でこう答えます。

「ありがとうございます。頑張ります」

言葉も態度も前向き。その場に違和感はなく、昇進の打診は問題なく受け止められたように見えました。上司は「これでチームはさらに強くなる」と、胸をなで下ろしたといいます。

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【「昇進、おめでとう」その1週間後に起きたこと】

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