「昇進おめでとう」「ありがとうございます。頑張ります」→1週間後、彼は辞表を出し…「昇進は罰ゲーム」将来有望の30代社員が辞職を決断したワケ
昇進の打診から始まった
ある中堅企業での出来事です。会社の業績は右肩上がり。人と仕事が増え、組織を一段引き上げる必要が出てきたタイミングです。
「がんばっている若手をリーダーに育てたい」。そう考えた上司が指名したのが、30代前半の男性社員。営業成績は安定しており、案件管理も正確。後輩の質問にも丁寧に対応し、チームの雰囲気を乱さない。派手さはないものの、「いてくれると現場が回る」と評価される、信頼の厚い社員でした。
彼を昇進候補に挙げるのは自然な判断でした。面談の場で、上司はこう切り出します。
「来期から、リーダー職でどうだろう。君なら任せられる」
彼は少し驚いた表情を見せましたが、不満は口にしません。そして、落ち着いた調子でこう答えます。
「ありがとうございます。頑張ります」
言葉も態度も前向き。その場に違和感はなく、昇進の打診は問題なく受け止められたように見えました。上司は「これでチームはさらに強くなる」と、胸をなで下ろしたといいます。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら