「ドリア改良1000回超!」サイゼリヤ創業者・正垣泰彦が語る"不遇の時代こそが人生最高"である理由

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大学で物理の勉強をやっていたんですけど、量子力学によれば、この世に存在するすべてのものはエネルギーでできています。エネルギーって何かというと、中心がなくてみんなと繋がって、よりよい調和に向かって永遠に変化し続けている。ただこれだけなんです。

「俺はすごいだろう」なんて有頂天になると自分中心になっちゃう。こういう人はエネルギーの法則に反するから落ちぶれていく。

困難の原因は自分の中にある

同様に、自分の店の料理をおいしいと思った瞬間から衰退が始まってしまう、とよく言うんです。常にこれ以上のものはないと思って料理をつくってお客さんに提供する。だけど、その直後からは、もっとおいしいものは出せないかと考えて創意工夫する。その繰り返しです。

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例えば、1日の販売数約7万食を誇る人気ナンバーワン商品の「ミラノ風ドリア」は、少なくとも年に10回以上、1983年の発売からこれまでに1000回を超える改良を続けています。

なぜ困難が起きるかというと、そこには必ず原因があります。多くの人はその原因を人のせい、世の中のせい、あるいはコロナのせいにするんですけど、実際には自分にあるんです。失敗の理由を他に押しつけていては一歩も前に進めない。原因は自分の中にある。そう考えることが最も建設的だと思います。

普通は自分を変えるってなかなかできません。ただ、うまくいかない原因が自分にあると腹落ちすれば、自分の考え方を変えなければならない。困難な状況に直面すると苦しいですよね。でも、苦しい時にしか本当に自分を変えることはできないんです。

だから、困難や辛苦の時は自分を変えるチャンス。周りの人をより幸せにできる、会社を大きく成長発展させるチャンス。いままで自分が考えてやってきたことの結果として、困難な現象が起きていると捉えたほうがいいんです。そうやって捉えると、何が起きるか。

いいことも悪いことも人生で起こることはすべて最高、常に最高だって思える。最悪の時こそ実は最高なんです。

正垣 泰彦 サイゼリヤ創業者

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しょうがき やすひこ / Yasuhiko Shogaki

1946年兵庫県生まれ。67年東京理科大学在学中にレストラン「サイゼリヤ」開業。68年の大学卒業後、イタリア料理店として再オープン。その後、低価格メニュー提供で飛躍的に店舗数を拡大。2000年東証一部上場。2009年4月、社長を退任して代表取締役会長就任。

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