週刊東洋経済 最新号を読む(5/23号)
東洋経済オンラインとは
ライフ #予防医療の医師が教える 最小の努力で最大の効果を得る食事学

理想は「1日1万歩」ではなかった!  医師が教える「科学的に証明された健康にいい歩数」〈再配信〉

7分で読める
  • 濱谷 陸太 ハーバード大学医学部講師/医師

INDEX

日々のウォーキングの「理想の歩数」とは? 複数の研究結果から導かれた「最適解」を紹介します(写真:elise/PIXTA)
運動が健康に良いことは常識ですが、「どのように」「どれだけ」やれば最も効果的なのでしょうか。
多忙なビジネスパーソンにとって、よく言われる「1日1万歩」は現実的な目標ではないかもしれませんが、ご安心ください。CNNやTIMESなど海外メディアでも大きく報じられた筆者の最新研究で、「理想の歩数」は1万歩ではなく、もっと低い目標で十分な健康効果が得られることを証明しました。
膨大な研究結果などから効果的な食事を科学的に分析した書籍『予防医療の医師が教える 最小の努力で最大の効果を得る食事学』を上梓したハーバード大学医学部講師の濱谷陸太氏に、最小の労力で最大の健康リターンを得るための「科学的な最適解」を解説してもらいます。

※この記事は2025年11月公開記事を再配信したものです。

ウォーキングは特に年配の方に重要なテーマ

『予防医療の医師が教える 最小の努力で最大の効果を得る食事学』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

運動はいろんな形式がありますが、とくにご高齢な方にとっては、ウォーキングこそが最も好まれる運動様式です。ゆっくり歩くくらいだとそこまで心肺への負荷は大きくありませんが、その健康の利益ははっきりしています。

歩数と健康の関連性をみた論文は多くあり、それをまとめた報告によれば、1日7500歩程度までは、多ければ多いほど死亡や心臓病のリスクが低いことが示されています(※1)。

一方で、どのようにウォーキングするのが最も効果的なのか調べた研究はほとんどありませんでした。どのように、というのは、例えば「週1~2回、ウォーキングする時間を決めてしっかり取り組む」ことや、「毎日の歩数が増えるよう意識する」ことだったりします。これを直接比較するため、高齢女性のデータを使って研究を行いました(※2)。

次ページが続きます:
【高齢女性1万3547名を11年間追跡した研究】

2/3 PAGES
3/3 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象