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ビジネス #再燃!アート思考

アートに心が動かされたときビジネスの大変革が起こる、2人の識者に聞くビジネスへの応用

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なぜアートをビジネスに生かすべきなのだろうか(写真:romance / PIXTA)
AI(人工知能)などテクノロジーの進化で、ビジネス環境は急速に変化している。差別化のカギとなるのは、人間が持っている創造性である。例えば、アーティストのようなものの見方や表現方法ができたら、どうだろうか。誰も気づいていなかったイノベーションはまさしくアートの発想から生まれるのではないか。アートをビジネスに生かすべき理由、その方法などを識者に聞いた。

最高値のダイヤモンドより6倍価値がある

なぜアートをビジネスに生かすべきなのか。「世の中で最も価値が高いプロダクトを見つめ直す契機になるからだ」と話すのは、経営学者の川上昌直氏である。

兵庫県立大学教授としてビジネスモデルを研究・教育する傍ら、ロンドン大学SOASでは特別招聘教授として、ビジネスパーソンに向けた「アートによる創造性開発」のディレクターも務めている。

この問いに対して真っ先に思い浮かべるのは、クラシックカーや宝石、時計などのラグジュアリーなプロダクトだという。史上最も高額のプロダクト(動産)は宝石で、2013年に落札されたファンシー・ヴィヴィッド・ピンク・ダイヤモンドの8302万ドル(当時で85億円)である。

「対するアートの場合、17年にクリスティーズのオークションで落札された、レオナル・ド・ダヴィンチの《サルバトール・ムンディ》が4.5億ドル(当時で約513億円)で史上最高額(25年2月時点)。ダイヤモンドの実に6倍の額だ」(川上氏)

一般的にモノの価格は「機能性」で決まるとされているが、アートに照らし合わせると決してそうでないことがわかる。絵画で必要なのは、紙や絵具程度で、機能を挙げるとしたら鑑賞するくらいしかない。

「これだけの金銭的価値が認められているのは魔法に近い。つまり、このようなアプローチは、ビジネスにおいてもイノベーションを生み出すきっかけになる」

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