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「"特定班"もブーメランじゃない?」 江口寿史氏"トレパク"問題 「次々と"パクリ"を特定」も、ネット上にあふれる違法行為…叩く人に抱いた違和感

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  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授

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人気漫画家の“トレパク”騒動が拡大している(写真:江口寿史氏の公式Xより)

漫画家・イラストレーターの江口寿史氏が、第三者の写真をトレースして商業用イラストとして利用した“トレパク疑惑”への批判が過熱している。

江口氏の過去作品でも、第三者の写真をトレースしたことが疑われるイラストが次々とネットユーザーによって“特定”されて疑惑が広がっているのだ。

それを受けて、複数の企業が江口氏のイラストを使用した広告素材の公開の中止に踏み切るという状況になっている。ネット上ではさらなる“特定”の動きが続いており、メディアも巻き込んだ批判合戦が巻き起こっている状況だ。

10月10日には新たに、千葉県柏市の市制施行70周年記念のイラストの公開が一時休止された。

筆者自身も、江口氏の行為は問題であると考えており、以前、問題点を指摘している。

一方で、江口氏がここまで叩かれることが妥当なのか、苛烈に叩く側にはまったく問題はないのか? そんな疑問も湧いてこざるをえない。

“トレパク”行為はどうして叩かれる?

東京2020オリンピックの公式エンブレム撤回や、イラストレーター・古塔つみさんの“トレパク騒動”などの類似事案を見ても、いずれもSNSで激しい批判を浴びていた。

「問題行為をしたのだから、叩かれるのは当然だ」というところだろう。ただ、SNS上には著作権、肖像権を侵害した情報が氾濫している。

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【なぜクリエイターは叩かれるのか?】

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