【おかわり自由】簡単で美味しい”お弁当の味方"の工場見学で見えた石井食品、創業80年の信念

「工場見学ならではのできたてミートボールがおかわり自由ですよ~」
そう声をかけられて運ばれてきたのは、その日、工場でできたばかりの“特別なミートボール”。
ソースがかかる前の、素材の味をそのまま楽しめるシンプルなおいしさだ。なにより、ほんの少し前に見学した製造ラインで作られたものだと思うと、ひときわ感慨深い。
千葉県八千代市にある石井食品・八千代工場は、無添加調理(石井食品での製造過程においては食品添加物不使用)という理念で食品づくりに取り組む拠点のひとつ。
ここでは毎日約21万食分のミートボールをはじめ、ハンバーグやまぜご飯の素などさまざまな製品が生産されている。東京ドーム約1.2個分という広大な敷地を持つこの工場は、1961年の設立以来、多くの人に親しまれてきた。

その背景には、「原材料にこだわる」「地域とつながる」「人を大切にする」という企業姿勢がある。
今回は、ミートボールをはじめとした加工食肉食品で有名な石井食品の工場見学の魅力にせまった。
”イシイらしさ”を社員が表現
石井食品の工場見学が始まったのは、昭和53年。料理教室に参加した人々へのサービスとして製造現場を案内したことが、そのきっかけだった。
──加工食品の製造過程をきちんと見て知ってもらいたい
──周辺地域に暮らすファンとつながる場にしたい
そんな社員の声が、この取り組みの土台となっている。

工場見学の内容はリニューアルを含め、少しずつ改善を進めてきた。
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