暑さ疲れを防ぐ最強食材「にら」《薬剤師が指南》豊富な栄養をしっかり摂るための”外せないポイント2つ”と食べるときの”意外な注意点”

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■にらのナムル

韓国料理の先生に教わりました。にらはゆでるというより、お湯にくぐらせるという感じです。余熱で少し柔らかくなりますが、シャキシャキした食感が少し残る程度がおいしく、栄養も損なわずに食べられます。

・にら(1束)
・塩(小さじ半分)
・かつお節(少々)
・すりおろしたにんにく(半かけ)
・ごま油(小さじ1程度)

①鍋で水を沸騰させたら5センチ長さに切ったにらを入れ、5~10秒でザルに上げる。

②しばらく置いて粗熱がとれたら、塩、かつお節、すりおろしたにんにく(なくても可)、ごま油を入れあえる。

簡単にできておいしいにらのナムル(写真:編集部撮影)

自生する「にらもどき」には注意を

自生しているにらを採集して、食べる人もいるかもしれませんが、注意が必要です。

まずばスイセン。

見た目が似ている葉をにらと間違えて食べてしまい、食中毒を引き起こす例が知られています。スイセンには毒があるため、食べると下痢や嘔吐が起こり、最悪の場合は死に至ります。成長して花が咲いた状態では見分けがつきますが、葉だけでは見た目で区別するのは非常に難しいです。

スイセン以外にも紛らわしい植物に、ハナニラがあります。食用のにらはユリ科の植物ですが、はなにらはヒガンバナ科で、まったく別の植物です。

平地 治美 薬剤師、鍼灸師。 和光鍼灸治療院・漢方薬局代表

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ひらぢ はるみ / Harumi Hiraji

東洋鍼灸専門学校非常勤講師、日本東洋医学会代議員。朝日カルチャーセンター、津田沼カルチャーセンターなどで漢方関連の講座を担当。明治薬科大学薬学部卒業後、漢方薬局勤務を経て、東洋鍼灸専門学校に入学。漢方治療の大家である寺師睦宗氏に漢方を、石原克己氏に鍼灸を、クリシュナU.K氏にアーユルヴェーダ医学を学ぶ。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る・動かす・食べるで健康になる』(日貿出版)など。You tube「平地治美・漢方チャンネル」も開設。ブログ「平地治美の漢方ブログ」。

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