
舞妓時代を綴った投稿が話題となった桐貴清羽さん。声援もあったが、大バッシングを受けることとなった(筆者撮影)
これまでにないジャンルに根を張って、長年自営で生活している人や組織を経営している人がいる。「会社員ではない」彼ら彼女らはどのように生計を立てているのか。自分で敷いたレールの上にあるマネタイズ方法が知りたい。特殊分野で自営を続けるライター・村田らむが神髄を紡ぐ連載の第118回(前編はこちら)。
客と一緒に温泉に行くことも…
舞妓姿で、様々な場所に行って、客の相手をする場合も多い。
「料亭はもちろん、ホテルのラウンジ、バー、スナック、キャバクラ、高級クラブにも行きます。
お客様と一緒にご飯を食べて、そのまま飲みに行ったり、旅行に同行することもあります。舞妓の格好のまま、新幹線に乗って東京に行ったこともあります。
六本木、銀座、浅草、いろんなところを歩きました。一緒に温泉に行ったりもします。少し前まで中学生だった子と、温泉旅行に行くなんてありえないですね」
旅行中は常に舞妓を演じなければならない。舞妓は“子供”を象徴している。うぶで健気でなければならない。
「スカイツリーを見たら、“まぁ、あれがスカイツリーどすか?”みたいに、可愛らしく、子どもっぽく、無垢な女の子を演じ続けないといけない。
これが思ったよりつらかったです。舞台で役を演じてましたけど、舞台を降りたら素に戻れる。舞妓はずっとです。お風呂と寝ているとき以外は自分でいちゃいけないって言われていました」
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