<速報>世界最大級のIT見本市「COMPUTEX 台北」が20日開幕、エヌビディアのジェンスン・フアンCEOが19日の基調講演で語ったこととは?

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さらにフアン氏はエヌビディア創業時を振り返って、「1993年の立ち上げ時、エヌビディアの商機は300億ドルある考えていた。ただ、今は300億ドルの半導体事業から、1兆ドル規模のデータセンター事業、そして数兆ドルのAIインフラ産業というエキサイティングな未来に進んでいる」と語った。

「エヌビディアは単なるテクノロジー企業ではなく、インフラ企業であると意識するようになった」(フアンCEO)。そしてそのインフラ事業を支える中心地が台湾であることをアピールした。

リップサービスの理由は?

台湾はフアン氏の出身地で幼少期を過ごした場ではあるが、リップサービスの理由は、台湾企業の存在感が大きいからだ。

実際、エヌビディアが設計・開発した半導体はTSMCが受託製造している。さらに、データセンターのサーバーの多くはホンハイなど台湾の電子機器受託製造企業(EMS)が造っている。生成AIサーバーの製造では台湾系企業が世界シェア9割を占めているといわれる。

台湾を中心とした電子機器のグローバルサプライチェーンがなければエヌビディアの今はない。だからこそフアンCEOは台湾を「AI革命の中心にある」とまで話し、台湾はAI産業に貢献してきたと言葉を続けた。

本記事はダイジェスト版です。詳報記事「エヌビディアのジェンスン・フアンCEOがCOMPUTEXで「AI向けスーパーコンピューターを台湾に造る」と表明、その背景と将来プラン」をご覧ください。

詳報記事はこちら

劉 彦甫 東洋経済 記者

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りゅう いぇんふ / Yenfu LIU

東洋経済編集部員・記者。台湾・中台関係を中心に国際政治やマクロ経済が専門。現在は、特集や連載の企画・編集も担当。1994年台湾台北市生まれ、客家系。長崎県立佐世保南高校、早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了、修士(ジャーナリズム)。日本の台湾認識・言説を研究している。日本台湾教育支援研究者ネットワーク(SNET台湾)特別研究員。早稲田大学台湾研究所招聘研究員。ピアノや旅行、映画・アニメが好き。

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