
老後に起こりがちなお金の失敗について解説します(写真:zon/PIXTA)
結婚しても子どもをもたない夫婦、いわゆる「おふたりさま」が増えている。
共働きが多く経済的に豊か、仲よし夫婦が多いなどのメリットはあるものの、一方で「老後に頼れる子どもがいない」という不安や心配がある。
そんな「おふたりさまの老後」の盲点を明らかにし、不安や心配ごとをクリアしようと上梓されたのが『「おふたりさまの老後」は準備が10割』だ。同書は7刷3万部を突破するベストセラーになっている。
著者は「相続と供養に精通する終活の専門家」として多くの人の終活サポートを経験してきた松尾拓也氏。北海道で墓石店を営むかたわら、行政書士、ファイナンシャル・プランナー、家族信託専門士、相続診断士など、さまざまな資格をもつ。
その松尾氏が、老後に起こりがちな「お金の失敗」について解説する。
年をとると「お金に関する罠」が待ち構えている
20代から40代ぐらいの人にとって、老後は遠い未来の話かもしれません。
しかし、老後はいつか必ずやってきます。
リタイアすれば収入が減少しますし、体調が悪く働けないなど、年をとれば若いうちは想像もしなかった変化が起こります。
経済状況なども「現在の予想」とはまったく違ったものになるかもしれません。
私たちの長い人生において、老後にこそ、さまざまな「お金の罠」が待ち構えているといえます。
今回は、そんな罠にはまり「金なし老後」に陥った3つのパターンを、私の周囲で起こった実例を交えてご紹介しましょう。
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