週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #近視は病気です

「勉強する子どもは近視になりやすい」は間違い なぜか日本では知られていない近視の予防法

8分で読める
  • 窪田 良 医師、医学博士、窪田製薬ホールディングスCEO
  • 神保 謙 慶応義塾大学総合政策学部教授

INDEX

視力を高めることが国防強化につながる? 窪田氏〈左〉(撮影:梅谷 秀司)、神保氏〈右〉(写真:本人提供)
【写真を見る】「勉強する子どもは近視になりやすい」は間違い なぜか日本では知られていない近視の予防法(6枚)
WHO(世界保健機関)によると「2050年には世界人口の約半数が近視になる」と予測され、世界ではさまざまな近視対策が取られている。特に近視の子どもは年々増加しており、日本でも小学生の半数以上が近視である。今や国をあげて取り組むべき課題といわれる近視だが、日本ではまだその重要性がほとんど知られていない。
今回は、「近視は予防に取り組むべきリスクの高い疾患」だと啓蒙活動をする眼科医の窪田良氏と、アジア太平洋の安全保障に詳しい国際政治学者の神保謙氏による対談を行った。第1回は、近眼と軍事戦略の意外な関係について話し合う。

「近視になるのは仕方がない」の誤解

『近視は病気です』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

窪田:昨年9月、科学界の最高権威である全米科学アカデミーから、「近視は疾患として認定し、国家的に対策を打っていかなければならない」とする提言がありました。

今や近視は世界で認識された課題ですが、日本ではほとんど話題にされていません。神保先生は国際安全保障の専門家ですが、こうした目の問題についてはどう思われますか?

神保:実は私も窪田先生が書かれた『近視は病気です』を読んで、初めて知ったことがたくさんありました。私自身、目の問題を抱えていて、度数はマイナス6.0の強度近視で老眼も入ってきています。

メガネをかけたり外したりが面倒だったので多焦点コンタクトレンズにしたのですが、それも正しい度数で矯正していかないと文字が読みづらくて……。今、50歳なのですが、今後どうなるのだろうと不安ですね。学者で本が読めないなんて、致命的ですから。

次ページが続きます:
【「小中学生の半数以上が近視」という現実】

2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象