節約の達人が買い物に「行く場所・行かない場所」 一番つまらないのは「見栄を張る」ことだ

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スーパーで買い物をする男性
自分にとって何が一番大事なのかをいつも考えて、大事ではないことにはお金を使わないということが要諦です(写真:IYO/PIXTA)
「お金をおろすときは3万4千円」「クレジットカードは2枚だけ」「年金は受給開始になったら即座にもらう」――。
12万部超えのベストセラーとなった『節約の王道』の著者・林望さん。15年ぶりに上梓した『節約を楽しむ』では、林さんが日々実践している節約術が紹介されています。
その中身は、意外にも時代の流れに逆行するものが多くあります。林さんに、その真意を聞きました。
(本記事は『節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由』から一部を抜粋、編集したものです。)

ブランドものは一切買いません

無駄をしないという意味では、身につけるものも同じです。たとえば、私は洋服でいえば、かの〈ファッションセンターしまむら〉の愛用者です。

ユニクロは、どの店舗に行ってもいつも同じものがあります。新しいものが出て売り切れると、次のまた新しいデザインが販売される。世界中同じです。ところが、〈しまむら〉はワンロット仕入れて売り切ったらおしまい。だから次に店に行っても、もう同じものはない。だから「今度はどんなものがあるかな」と、探索しに行くのが面白いのです。

元々は買ったことがなかった〈しまむら〉に出会ったのは偶然でした。以前に仕事で東北に行くことがあり、車を運転していたところ思いがけず寒くなってしまい、たまたま街道沿いで見つけた店舗で厚手のダンガリーシャツを買ったのです。ユニクロだとすぐにそれとわかるけれど、〈しまむら〉は別に言わなければわからない。いろいろなブランドが混ざっているけれど、ブランドは種々雑多、たいていは東南アジアあたりからの輸入ものです。が、それが発掘する楽しみになっていてまた安いのです。

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