節約の達人が買い物に「行く場所・行かない場所」 一番つまらないのは「見栄を張る」ことだ

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そして、時計なども、私は1900円くらいのものしか買いません。今実際に使っている時計もその価格でソーラータイプ、光発電をするので電池交換せずに何年も持つ。ロレックスなどはかなり重さがありますが、こちらはごく軽いのも良い。プラスチックや金属のバンドはかぶれてしまうので、私は革バンドに限っています。そのバンドもドン・キホーテなどで、ごく安価なものを探して、傷んできたら自分でバンドのみ付け替えて、何年も使っています。

やたら時計道楽をしたり、スポーツカーに凝ったり、ステレオに無法なまでのお金をかけたり、そういう男がしがちの「道楽」ってものは、ありていに言ってお金の無駄です。背伸びして高いものを買おうとして、月賦で購入するなどは、高利貸しに借りて払っているようなものだから、重ね重ねにお金の無駄です。

つまり、自分にとって何が一番大事なのかをいつも考えて、大事ではないことにはお金を使わないということが要諦です。

すると結局、一番つまらないのが「見栄を張る」ことです。人に自慢をしよう、誰かにマウントを取ろうといった気持ち、「あいつよりいいモノを持っている」などと、自他を比較するのは大変にいじましい精神で、節約には大毒であります。

節約の達人が愛用しているボールペン

ただ日常使う道具には、ともかく使いやすいもの、機能的に優れているもの、というところに十分意を用いますが、値段もブランドも、それには関係ありません。

たとえば、筆記具。私は常にパイロットの〈Vコーン〉という水性ボールペンを使っています。手紙に、ノートに、メモに、作図に、絵描きに、なんでもこれひとつ、それも赤青黒各色何十本も買ってあって、それを順々に使ってもう40年経ちます。一本80円ほどの水性タイプで、書き味が滑らかなうえに、水性だから油性インクのボタ落ちもしないので、もう筆記用具はこれがあれば充分。

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