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インボイス事業者じゃないと損する職種はあるか いまさら聞けないインボイス制度の超基本(下)

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  • 小山 晃弘 税理士法人小山・ミカタパートナーズ代表
  • 郷 和貴 ブックライター

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(写真:mapo/PIXTA)
会社に縛られず、自分の裁量下で仕事を進められる「フリーランス」に転身する人が増えています。しかし、“自由な働き方”の裏で、さまざまな誤算に見舞われ、生活が立ちゆかなくなったり、買いたたきにより尊厳を奪われたりする事態も。安定的に稼ぐためにフリーランサーが知っておきたい「マネーリテラシー」とは――。
フリーランス歴10年の文系ブックライターが、『YouTuber公認会計士がギリギリまで教える フリーランスになったらまっさきに読むお金と税金の話』を上梓した小山晃弘氏に、インボイス制度の超基本について聞きました。

「仕入税額控除」とは何か

郷和貴(以下、郷)先ほど「クライアントが損をする」とおっしゃっていましたけど、どういう意味ですか?

小山:文房具屋さんのたとえでいうと、郷さんがそこの店主で、出版社がお客さんだと思ってください。

出版社が郷さんから110円でペンを買って自分たちで使ったら、10円の消費税は支払いっぱなしですよね。その10円を郷さんが国に納めようと、晩酌代に使おうと、出版社は知ったことではありません。国が、10円を取りっぱぐれて悔しがるだけの話です。

:そうですね。

小山:でも仮に、出版社が郷さんから買ったペンを加工して、私に300円で売るとしましょう。私は商品価格の300円プラス30円の消費税を出版社に支払います。すると今度は、出版社が「国に納めるべき30円」を預かった状態になるんです。

:ふんふん。

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