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役所の「窓口手続き改革」いったい何が変わるか 全国7835件の規制を改革、3.6兆円の効果を生む

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2021年9月に発足したデジタル庁は、2022年6月からの2年間で、地方自治体の非効率な規制を7835件見直した。これにより3.6兆円の経済効果が得られると試算されている(著者撮影)
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「なぜ、これ役所に行かなきゃいけないの?」「本当に対面での手続きが必要?」「もっと効率的なやり方があるんじゃないの?」地方自治体の仕事には、そういう無駄や非効率が多いと思える。今、デジタル庁が、全国の地方自治体とともに非効率な手続きの原因となっている『アナログ規制』(書面や、対面、現地での目視判定を定めた規制のこと)の見直しを進めている。

陣頭に立ってアナログ規制の見直しに取り組むデジタル庁の戦略・組織グループの川野真稔参事官(著者撮影)

約96%にあたる7835件が見直し完了

いわゆる『お役所仕事』という言葉がある。四角四面で融通が利かず、非効率的とも思える作業スタイルを表す言葉だ。筆者などは、書類仕事が苦手だから、同じような書類を何度も書かされるとイライラしてしまう。

しかし、そうなってしまうのには理由がある。

地方自治体というのは、すべての人に、平等で均質なサービスを届ける必要がある。

種々のサービスの提供や、税金などの負担など、極力平等に行う必要があるし、記録を残しておく必要がある。それぞれの時点で必要性を判断できればいいが、そうもいかないので『従来はどうしていたか?』に倣う必要が出てくる。それが積み重なると悪しき『前例主義』が出来上がる。

デジタル技術の進歩によって、もっと効率的にできるはずのことが、これら『アナログ規制』によって滞っている。しかも、日本はこれから未曾有の高齢化、労働人口の減少に見舞われる。特に、都市部より地方、過疎地域のほうが事態は深刻だ。

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