実写化に物議【推しの子】ドラマが意外と好評な訳 ビジュアル再現度が全て…ではない!
これらの構成や脚色の巧みさ、そして原作のキャラクター像を尊重したコンセプトの実現によって、ドラマ【推しの子】は当初の実写化批判を払拭する高い評価を得たのである。
ドラマの実績は劇場版ヒットの助走になれるか
今後気になるのはやはり、ドラマの続きを描く劇場版【推しの子】の行方である。ドラマ版の成果で実写に対してポジティブな口コミが広がりつつあるが、その流れを受けて劇場版がヒットするかというと、過去の事例を見る限りまた別問題のようにも思える。
先週、ドラマ第7・8話が配信されたタイミングで、物語の重要人物・カミキヒカル役に嵐の二宮和也、その幼少期に、映画『怪物』で主演を務めた黒川想矢の出演が発表された。
思わず「その情報は映画公開まで持ち越さなくていいのだろうか」とも感じたが、ここまで周到なプロモーションを展開してきた【推しの子】チームである。筆者の邪推ではあるが、映画公開のタイミングでさらに起爆剤となる情報が用意されていてもおかしくない。
原作が先月でフィナーレを迎え、メディアミックス展開と合わせて総力戦となった【推しの子】プロジェクトの2024年。その集大成ともいえる劇場版が果たしてどんなラストを見せてくれるのか、期待が高まっている。
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