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「骨を強めるにはカルシウム」の常識が変わった訳 メカニズムの解明で医学のガイドラインも改訂された

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  • 斎藤 充 東京慈恵会医科大学整形外科学講座主任教授

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骨を強くするにはどうしたらいいのでしょうか(写真:C-geo/PIXTA)
「強い骨」とは何でしょうか。「骨密度」や「カルシウム」が頭に浮かぶかもしれませんが、それだけが決定打ではありません。
骨が衰え、もろくなる「骨粗しょう症」をはじめ骨代謝の診断・研究・治療の世界的権威が、100年健康に生きるための骨の真実を明かした『100年骨』より一部抜粋、再構成してお届けします。

「骨の強さ」を決める2つの要素

2022年2月、「骨」にまつわる興味深いニュースが科学専門誌に掲載されました。

「呼吸器に疾患があったことを示す証拠を骨に残す恐竜の化石が見つかった」という驚くべき論文が有名学術誌「Scientific Reports」に発表されたというのです。恐竜が生きていたジュラ紀は、今からおよそ1億5000万年も前のこと。そんな気の遠くなるようなときを超えて、骨は自分のからだに起きた異変を後世に伝えたということでしょうか。

すべての臓器を包み、支えている骨は、私たちヒトを含む脊椎動物が生きて、活動していく上で最も重要な屋台骨。強く、太く、頑丈で長持ちしてほしいと願います。

しかしながら、そもそも“強い骨”とはどんな骨なのかを知っている人は、残念ながら少数派と言えるでしょう。まして、健康長寿の要である、骨の健康を守るための知識は、ほとんど知られていません。

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