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正式なサービスと同じSSID名の「偽Wi-Fiスポット」
――フリーWi-Fiのセキュリティリスクについて、実際のインシデント例を教えてください。
「双子の悪魔」と呼ばれる攻撃があります。公共の場所に正式なサービスと同じSSID名のWi-Fiスポットを置き、利用者に接続させてSNSや金融サービスのアカウント情報などを盗むのです。オーストラリアの空港でこの攻撃が行われ、犯人が摘発され起訴されています。
これはMiTM(man-in-the-middle )攻撃、あるいは中間者攻撃というもので、Wi-Fiなどの通信の中間に攻撃者が入り込み、通信内容をのぞけるようにするものです。ただし、同じSSID名の正式なWi-Fiの電波が飛んでいる中で、攻撃者が仕掛けたスポットのほうに利用者を接続させるには、正式なものよりも電波が強くなければなりません。
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