[著者プロフィル]若宮 總(わかみや・さとし)/ライター。10代でイランに魅せられペルシャ語を学ぶ。20代から留学や仕事で長年現地に滞在。イラン人向けの日本文化の発信にも携わる。イランによる検閲は国外にも及ぶため、ペンネームを使用している。
──何がきっかけでイランにのめり込んだのですか。
まだインターネットがなかった小学生の頃、テレビで見たシルクロードの番組に心を奪われた。図書館で中東のモスクやバザール(市場)などの写真を見て、猥雑(わいざつ)な雰囲気に憧れを抱いた。
2001年の世界同時多発テロをきっかけに、イスラム教と、イスラム体制を取るイランに興味を持ち、大学でペルシャ語を学んだ。
留学や現地企業への就職でイランに滞在したが、デモなどが発生すると、日本大使館から外出を控えるようメールが来る。傍観者となるのがいやで、本当に危険なのか、どういう人が参加しているかを見てみよう、と反米デモにあえて足を運んだこともある。
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