松本氏の辞任でまず懸念されるのは、現在進めている経営統合への影響だ。
ウエルシアHDは今年2月末、業界2位のツルハHDと経営統合の協議を開始すると発表した。ウエルシアHDがツルハHDの子会社になるいびつなスキームではあるものの、松本氏はウエルシアHDの代表として議論を進めてきた。2兆円規模のドラッグ連合実現を目指し、足元では独占禁止法上の問題点の解消を試みている最中だった。

松本氏は長らくツルハHDやイオンの経営陣と関わってきたキーパーソンだ。イオン、ウエルシアHDやツルハHDなどが医薬品のPB(プライベートブランド)を共有するハピコムグループのメンバー各社で3カ月に1度集まり、商品や薬剤師の教育について情報交換をしてきた。松本氏もその場でツルハHDの鶴羽順社長などと意見を交わしてきた。
そんな松本氏の辞任で、経営統合の協議に混乱が生じないか懸念される。「今のところは社長職を兼任する池野(会長)が中心となり、影響がないように進めていきたい」(ウエルシアHD広報)。
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