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ビジネス #ドライバーが消える日

福山通運社長「物流業界はまだ寝ている状態だ」 「法令違反状態で走るような運送会社が横行」

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小丸成洋(こまる・しげひろ)/福山通運社長。1950年生まれ。日本大学卒業後、74年福山通運入社。取締役や常務、専務を経て97年社長就任。NHK経営委員会委員長も務めた(撮影:梅谷秀司)
「2024年問題」が懸念される4月まで約1カ月。トラック、タクシー、バスはいずれも人手不足が深刻だ。
『週刊東洋経済』3月2日号の第1特集は「物も人も動かない ドライバーが消える日」。全国で滞る物流や人流の最新事情をリポートし、その処方箋を探る。
週刊東洋経済 2024年3/2号の特集は「物も人も動かない ドライバーが消える日」。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら

2024年問題を熱心に語り、10年以上にわたって運賃の底上げやドライバーの待遇改善を訴え続けてきた、福山通運の小丸成洋社長。同社は路線トラック大手として、積極的に他社との提携を重ねてきた会社だ。物流業界の協調の重要性について尋ねた。

 

──セイノーホールディングスとは13年からの提携関係です。

うちが西濃運輸の本拠地である岐阜県大垣市に営業所を開設した際、本社にあいさつに伺って、当時の田口義嘉壽(よしかず)会長や田口義隆社長と面談したのがきっかけだ。

その場で「これからは荷物の奪い合いでなく運賃を上げて従業員に還元することが重要だ」と、できるところは互いに助け合っていく話になった。会長には気持ちよく受け入れてもらい、社長も非常に前向きで話が進んでいった。

双方の営業所が近く、効率の悪いコースで共同運行して運行数を減らしたり、過疎地で共同配送を行ったりしている。双方の荷札が発行できる出荷支援システムも刷新した。大規模災害時の協定も結び、燃料スタンドの利用など、さまざまに協力している。

23年にはセイノー傘下のハコベルに出資、貸し切り輸送やラストワンマイルで活用している。

価格以外の戦い方もある

──それまで競合していたのに関係が長く続く理由は何ですか。

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