アップル「超絶ゴーグル」体験でわかった10のこと 何に使うの?重くない?映画はどう見える?

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想像を絶する品質のデモ体験が終わった後で、同じ体験をしていた他国のプレスと同様に、「すごい」という言葉しか出てこなくなってしまっていたので、Twitterで質問を募り、言語化すべきポイントの抽出にご協力いただいた。ご質問いただいた皆様、この場を借りて、お礼申し上げます。また、引き続き、ご質問にお答えしたいと思います。

1. 装着すると重い?装着方法は?

Apple Vision Proを使い始める際にまず重要なのは、視力検査だ。もしメガネを使っている場合、ゴーグル部分の内部に磁石でくっつく視力補正のレンズを装着しなければならない。ただし、コンタクトレンズも利用でき、視線入力や虹彩による個人認証もそのまま利用することができる。

正面から見ると、スキーのゴーグルのような見た目だが、正面には外向きのディスプレーが備わり、現実空間におけるコミュニケーションを助ける(画像:アップル公式サイトより)

次に、自分の顔のスキャンを行う。今回のデモでは、iPhoneを用いて行っていた。Face ID(iPhoneの3D顔認証)と同様の顔前面の登録作業、そしてパーソナライズされた空間オーディオと同様の左耳・顔正面・右耳にかけての登録作業を行う。その後、個人設定されたApple Vision Proを装着することになる。

重さは、450〜500グラム

Apple Vision Proを頭に固定する際には、展示されていたゴーグル部分と、後頭部を支えるニットバンド部分に加えて、頭頂部でデバイスを支えるトップバンドを用いていた。

後頭部のニットバンド。ダイヤルを回すと、オレンジの糸が引っ張られて、締めて固定できる(画像:アップル公式サイトより)

ゴーグルをかけて、ニットバンドについているダイヤルを回し、適度に固定する。ちょうどスキー靴などの締め具合をワイヤーで調節するような調整方法だ。そのうえで、マジックテープで長さを調節できるトップバンドで、頭頂部に重さがかかるところまで締める。

こうして、頭頂部、後頭部、そしておでこと目の下にあるパッドで、Apple Vision Pro全体を支える形となる。重さは、450〜500gと説明を受けた。アメリカではちょうど1lb.(パウンド)という重さに相当する。この手のデバイスとしては軽いほうだが、後頭部側にバッテリーなどの重量があるパーツがないため、顔面側が重たいアンバランスさを感じる人もいるだろう。

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