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「消えた言葉」の向こうには辞書を編む人々の苦悩 『三省堂国語辞典から消えたことば辞典』書評

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三(サン)省堂国(コク)語辞典から 消えたことば辞典(見坊行徳、三省堂編修所 編著/三省堂/2090円/256ページ)
[著者プロフィル]見坊行徳(けんぼう・ゆきのり)/辞書マニア。校閲者。早稲田大学在学中に「早稲田大学辞書研究会」を結成し、副幹として『早稲田大辞書』を編纂。YouTube「辞書部屋チャンネル」で辞書の面白さを発信する。『三省堂国語辞典』の初代編集主幹、見坊豪紀の孫。

ウェビナー、香害、撮れ高、リカレント教育。昨年発売の『三省堂国語辞典』(以下三国(さんこく))第八版で初めて採録された「新語」だ。小型国語辞書は各社から出ており、同じ判型、限られたページ数の中で個性を出すべくしのぎを削っている。近年、改訂のたびに新語の数が話題になるのはその証左だろう。

「消えた」言葉だけを集めた辞書

三国の特色は「現代の日常生活で使われる」言葉を載せていること。裏を返せば、日常生活で使われなくなった言葉は、改訂のたびごとの検討で姿を消す。今回の改訂だけでも約1100語、過去の版を含めると「少なくとも1万語以上」が削除されたという。これを惜しむ声を受け、「消えた」言葉だけを集めて本書が編まれた。

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