出生率0.81の「韓国」で起きている少子化の深刻 OECD加盟国の中で1を唯一下回る、対策は?
韓国の出生率が0.81まで低下
韓国の合計特殊出生率(以下、出生率)の低下が止まらない。
韓国の統計庁が2022年8月24日に発表した「2021年の出生統計」によると、韓国の2021年の出生率は0.81で、2020年の0.84を下回り、過去最低を更新した。韓国の出生率はOECD平均1.59(2020年)を大きく下回り、OECD加盟国の中で最も低く、1を下回るのは韓国が唯一である。
■韓国における合計特殊出生率の推移
韓国で2021年に生まれた子どもの数は26万562人と前年比1万1775人減少し、2年連続で30万人を下回った。
2020年の大学の入学定員が約47.3万人であることを考えると(4年制大学:約31.0万人、短大:約16.3万人)、生まれた子どもの数がいかに少ないかがわかる。このままだと今後多くの大学が廃校に追い込まれる可能性が高い(韓国の2021年の大学進学率は73.7%に至る)。
■OECD加盟国の合計特殊出生率


















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