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「70代で元気な人・介護必要な人」50代の過ごし方 70代を健やかに過ごすために必要なのは「貯筋」

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  • 安保 雅博 東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座主任教授
  • 中山 恭秀 東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座准教授

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50代後半~60代は、元気な70代へ向けて大切な時期と言えます(写真:つむぎ/PIXTA)
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人生100年時代と言われる中、寝たきりや要介護を遠ざけるには、運動機能をいかに長持ちさせるかが大切になります。そこでカギとなるのが、「貯筋」。「平成28年 国民生活基礎調査」によると骨折・転倒は要介護4、5での介護が必要になった主な原因の第3位。筋力の低下によって転倒・骨折の危険が高くなります。
50代後半~60代は、元気な70代へとソフトランディングしていくための大切な時期。『70歳すぎても歩ける体になる!』の著者でもある慈恵医大リハビリテーション科の安保雅博氏と中山恭秀氏が、健康格差がますます広がっていく時代だからこそ、覚えておきたい重要な心がけを紹介します。

70代が「最後の活動期」

ここ10年、年金は下がり、人口も出生率も下がり続け、先行きの不安は増すばかりです。そんな中、平均寿命は20年以上にわたって延び続けています。2001年に男性=78.07歳、女性=84.93歳だった日本人の平均寿命は、2016年には男性=80.98歳、女性=87.14歳と、その間まさに右肩上がりで延びています。

ただ、平均寿命が延びたからといって、単純に喜ぶわけにはいきません。寿命関連ではもう1つ、「健康寿命」という指標もあり、こちらにも気を配らなくてはいけないからです。

平均寿命とは「何歳まで生きられるか」という指標です。一方、健康寿命は「何歳まで健康でいられるか」の指標です。その健康寿命を2016年で見てみると、男性=72.14歳、女性=74.79歳となっています。平均寿命との差は、男性=8.84歳、女性=12.35歳となります。この年月は「日常の生活において、誰かの手によって介護や看護などの世話になる期間」を意味します。

平均寿命は男女ともに80歳を超えていますが、誰の世話にもならずにいられるのはどちらも70代前半までなのです。

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【50歳をすぎたら“貯筋”に励んだ者勝ち】

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