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日産アリアとトヨタbZ4X、正反対のEV販売戦略 電池劣化、中古車の価値低下とどう向き合うか

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日産とトヨタは新型EVを同日発売した。その売り方は対照的だ(左:日産自動車、右:記者撮影)

日本の大手自動車メーカーにも本格的な電気自動車(EV)時代が到来するのか。

5月12日、日産自動車の「アリア」とトヨタ自動車の「bZ4X」というふたつのEVが国内市場向けに同時発売される。アメリカのテスラが個人向けEVでは先行する中、日本にEVを本格的に根付かせるための試金石になる。日産はアリアを新たなフラッグシップモデルと位置づける。初めて量産型EV「リーフ」を投入してから10年、満を持して投入する新型EVだ。

アリアは現在世界的に人気なSUV(スポーツ用多目的車)モデルで、バッテリー容量は66kWhと91kWhの2種類を用意し、最大航続距離は610km(91kWh)と現行リーフより約3割延びた。駆動モーターを前後に搭載してタイヤをそれぞれ電子制御する「e-4ORCE」(イーフォース)と呼ぶ新たな4駆制御技術も採用した。開発責任者の中嶋光チーフビークルエンジニアは「街乗りだけでなく、高速道路や山間部での走行など、お客様の用途に合わせた幅広いニーズを満たせるようにした」と胸を張る。

日産は他社に先駆けて2010年末にリーフを投入し、これまでに世界で約60万台販売してきた。一方で、アメリカのEV専業メーカーであるテスラは2021年の販売台数が90万台を超え、「パイオニア」を自認する日産もその後塵を拝しているというのが実情だ。ある日産幹部は「(リーフの発売)当時はEVというだけでは興味を持ってもらえず、充電インフラも整っていない。投入が早すぎた側面はある」と悔しがる。

一方、トヨタのbZ4Xは同社にとって初のEV専用シリーズだ。バッテリー容量は71kWh。最大航続距離は500km。こちらもアリアと同じSUVモデルで、価格が600万円と650万円の2グレードを設定した。

トヨタのbZ4Xは「月額利用料」が8万8220円

特筆すべきはその販売方法だ。

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