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政治・経済・投資 #「コロナ後経済」の大難問

「バブル崩壊後に備えて不況時に強い投資先を探せ」 インタビュー/投資家 ジム・ロジャーズ

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Jim Rogers 1942年生まれ。米イェール大学卒業後、英オックスフォード大学修了。73年にジョージ・ソロス氏と共同で国際投資会社クォンタム・ファンドを設立。10年間で4200%のリターンを実現。『ジム・ロジャーズ 大予測 激変する世界の見方』(小社刊)など著書多数。(撮影:今井康一)

世界的な株高が続く。現在の経済状況は「最後のバブル」だと指摘する世界投資家は、バブル崩壊に備えよと説く。

──現在の世界景気を、究極で最後のバブルと指摘されています。

世界的に負債が膨れ上がっているからだ。2008年のリーマンショックでは負債が積み上がったが、借金をしていなかった中国が世界不況を救った。今では中国も借金をしている。バブルがはじけた後、誰が世界を救うだろうか。

──今のバブルはどれくらい続きますか。崩壊のサインがあるとすればそれは何でしょう。

そのサインはいろいろ見えている。これまで株に投資したことのない人たちが「投資は簡単だ」と言い、SPAC(特別買収目的会社)があちこちに出てきている。だが、すべての株が急騰しているわけではない。バブル時にはすべての株が上がる。「バブル崩壊はまだ」と思うが、実はもう終わりにさしかかっているかもしれない。ともあれバブルの症状は明らかだ。

大企業の株にはすでに勢いがない。バブルでは誰もが知っている銘柄がまずは上がり続け、それらの銘柄の勢いが弱まると相場の参加者は次の上昇銘柄を探しに行く。今、知名度のない銘柄は、まだそこまで上昇していない。

ドルは安全通貨ではない

──バブル崩壊後の世界経済は?

米国はすでにピーク、あるいは衰退している。中国はこれからも成長し続けるだろう。中国は世界覇権を握るまでに、例えば企業破綻が相次ぐようなさまざまな問題が出てくるが、中国のほかに覇権を握る国は考えられない。基軸通貨はドルからいずれ違う通貨になるだろう。世界がショックに見舞われると、投資家らは安全通貨と誤解してドルを買いたがる。しかし、米国は過去最高の借金を背負っており、安全通貨とは呼べない。

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