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ビジネス #カメラは生き残るか

ソニーが破壊したデジカメ市場 ミラーレスで圧倒的存在感

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ミラーレス市場を創造したソニー(撮影:尾形文繁)

「デジタルカメラ市場を破壊したのはソニーだった」

大手カメラメーカーのある幹部は苦々しそうに振り返る。

デジカメに代わって手軽に撮影できるスマートフォンが急速に普及し、加工や共有、SNS(交流サイト)への投稿など、写真の楽しみ方は大きく広がった。市場縮小以外にも、市場を牽引する製品が一眼レフからミラーレスへシフトするという大きな変化も起きた。その流れをつくり出し、シェア約4割の圧倒的存在感を見せているのがソニーだ。

2010年当時のソニーのデジカメシェアは、キヤノンに次ぐ2位だった。「家電メーカーが家電としてデジカメを売っている」(元ニコン社員)にすぎなかったが、コニカミノルタのカメラ事業を買収し、10年代前半にスマホが急速に普及したことで状況は一変した。

コンパクトデジカメの需要がスマホに奪われ、ソニーの売り上げが大きく落ちたことで、戦略を大きく転換したのだ。13年ごろからミラーレス中心のラインナップに切り替え、プロやハイアマ向けの上位機種を拡大した。その結果生まれたのが、当時の担当者が「ミラーレスの歴史的な転換点」と胸を張るフルサイズミラーレス「α9」だ。

調査会社テクノ・システム・リサーチの大森鉄男シニアアナリストは「α9が一眼レフにはない撮影体験を実現したことで、カメラ市場の構造が変わり、ソニーがリーディングカンパニーになった」と話す。

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