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教育格差が生んだ米国の「分断」と「対立」 賃金が伸び悩む一方で大学の費用は高騰

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ブッシュ親子はハーバード大学ビジネススクール、クリントン氏はイェール大学ロースクール、オバマ氏はハーバード大学ロースクール、そしてトランプ氏はペンシルベニア大学ウォートン校を卒業した。シラキュース大学ロースクール卒のバイデン氏は、失礼ながら久しぶりにアイビーリーガーではない大統領となる。

しかもバイデン氏は在学中に盗用事件を起こしている。レポート提出の際に、専門誌を丸々5ページ書き写したというから、今なら即刻退学処分であろう。そういうことが許されたのが、古きよき60年代であった。

時代は変わった。かつてはブルーカラーでも家が買え、子どもを大学へ通わせられるのが米国の美風であった。ところが賃金が伸び悩む一方、大学の費用は高騰した。過去40年間で、消費者物価上昇率のほぼ5倍のペースで大学の学費が上昇した。今では州立大学で年間1万ドル、私立大学だと3万5000ドルが相場だという。加えて生活費もかかるわけだから、「大卒」の資格を得るだけでも一苦労。さらに名門校で修士号、博士号を取ろうとすると膨大な金額になる。

それでも若者は教育投資というレースから逃げられない。学歴による生涯賃金の格差は広がる一方だからだ。そこから脱落した瞬間に夢も希望もなくなってしまう。

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